湿痰タイプ

体質 湿痰タイプ

あなたのからだはいま、水の巡りが悪くなってどこかに溜まっている「湿痰」体質です

水腫虚冷体質

体質の説明、主な特徴

色白で肥満・むくみ・冷え症タイプ。「水」の過剰・渋滞・停滞状態。全身に不調をもたらす不要な水を撃退しましょう。

肥満気味でまぶたがむくみやすい。大便は軟便。尿はすっきりでない。おりものが多い。

甘いもの、油っこいものを好み口中が甘く粘る。口は渇くが飲みたくない。手足のむくみ、めまい。

体質の説明、主な特徴

・色白で太りやすい。

・胃腸が弱く、食後に眠くなる。

・朝起きるのがつらく、だるい。

・お腹が張りやすく、軟便傾向。

・手足がむくみやすい。めまい。

・鼻炎、蓄膿症、花粉症、アトピー、喘息、肺水腫などに注意。

なりやすい不調・病態(からだとこころ)

アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、気管支喘息、痰が多く切れにくい、咳、息切れ、だるさ、眠気、頭が重い、思考力低下。

水腫、メニエール、脂質異常、肥満、糖尿病、下痢、婦人科疾患、不妊症、多嚢胞性卵巣症候群。

舌の特徴(正常との比較)

【正常な舌の特徴】

正常な舌(画像)

正常な舌

湿痰の舌(画像)

湿痰タイプの舌

他の体質との関連

「気虚」や「陽虚」と合併しやすい。脾の運化失調と関係。

養生ポイント

水を巡らせ、余分な痰湿をさばく。脾胃を強めて代謝促進。

未病先防…1

甘味・脂っこいもの・乳製品などを控える。

冷たい飲食・生もの・夜更かし・過労を避ける。

未病先防…2

空腹を感じてから食べる。

過食を避け、食後すぐ横にならない。

既病防変

有酸素運動や発汗を促す入浴で代謝UP。

寝起きに白湯で胃腸を温める。

気を巡らせる香味野菜も活用。

経絡/ヨガ/運動処方

脾経・肺経・腎経を意識した運動。

ストレッチ・足踏み・半身浴・湯たんぽで温める。

効果的なツボ=陰陵泉・足三里・太白など

薬膳施治

健脾化湿(けんぴけしつ)・化痰利水(けたんりすい)

脾の働きを高めて水分代謝を良くし、痰湿を除く。

おすすめの食材

はと麦、陳皮、山薬(山芋)、生姜、大根、白ネギ、冬瓜、しそ、三つ葉、黒豆、小豆、きのこ類、海藻類、魚介類(えび、かに、あさり)など。

五気:温・平、五味:甘・辛、帰経:脾・胃・肺・腎

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注意するもの

甘いもの、脂っこいもの、冷たい飲み物、生もの、チーズ、牛乳、アイス、スナック菓子など。

摂ると良い四気・五味・帰経食材

四気:温性・平性 五味:甘味・辛味 帰経:脾・肺・腎

国際中医師からのアドバイス

水分の代謝がうまくいかず、不要な水が体内に溜まると「痰湿(たんしつ)」になります。

このタイプは「冷え」と「脾の弱さ」が関係しており、運動不足や食べ過ぎ、甘いものの摂りすぎにも注意が必要です。

食生活の見直しと生活習慣の改善が、体質改善のカギです。

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