「情緒を風にのせて、しなやかに生きる」
魂(こん)は「肝」に宿る精神活動の主体です。肝は疏泄(そせつ)を司り、気血の流れをスムーズに保つ働きがあります。魂が健やかであれば、情緒のバランスが取れ、柔軟でのびやかな心を持つことができます。
●長所:感受性が豊か、創造性に富む、情熱的、直感力に優れる
✅ まとめ: 自由さ・創造性・行動力・交流力・未来志向が発揮されやすい
●短所:情緒不安定、怒りっぽい、落ち込みやすい、迷いやすい
※「魂(こん)」が弱まると、落ち着きのなさ、衝動性、イライラ、気分の上下などが起こりやすくなる。
『黄帝内経』では、「肝は将軍の官、謀慮(ぼうりょ)を出す」と記され、魂(こん)は「夢」とも深く関係します。肝と魂(こん)が健やかであれば、意思決定が明晰で、日々の感情にも柔軟に対応できます。魂(こん)が乱れると、夜に悪夢を見やすくなったり、感情の波が激しくなります。
●精神的サイン:感情の起伏が激しい、怒りやすい、落ち込みやすい、焦燥感、夢をよく見る
●身体的サイン:側頭部の痛み、目の疲れ、筋のこわばり、月経不順、爪がもろくなる
●疏肝理気:五臓の肝気の巡りを整え、滞った気を巡らせる
イライラや怒りは肝気が滞るので、出来るだけリラックスして心を穏やかに過ごすことが必要です。
イライラや怒りをムリに抑え過ぎず、感情表現を恐れないことも大切です。朝日を浴びて深呼吸し、音楽や芸術で心を解放しましょう。
夜更かしを避け、特に23時前には就寝。寝る前にスマホを控え、心を鎮める時間を持つ。
怒りを感じたら、一度立ち止まって深呼吸。ノートに気持ちを書き出して整理する習慣を。
柑橘系(ベルガモット、オレンジスイート)、ハーブ系(ラベンダー、マジョラム)
肝経をゆるめるストレッチ(股関節・脇腹)、太極拳やヨガの「ねじり」のポーズ
自分の感受性を否定せず、共感力を強みに。相手の意見に流されず、自分の気持ちを言語化する練習を。情報過多に疲れたときは「何もしない時間」も大切です。
セロリ、紫蘇、三つ葉、柑橘類、黒豆、小松菜、しそ油、トマト、ハーブティー(カモミール)、黒ごま